近視Top >  090視力のメカニズム >  眼のしくみと働き

眼のしくみと働き

「眼で見ているのではなく、脳で見ている」こんな言葉を聞いたことはないですか?

眼に入ってきた光線は、最初に角膜で屈折され、瞳孔を通過しますが、このときに
瞳孔は光の強さによって明るければ大きく広がり、光が弱ければ縮小します。


この動きと同時に水晶体は遠くのものを見ている場合は薄くなり、遠くにピントを
合わせ、近くをみるときは水晶体は厚くなり、近くにピントを合わせます。


角膜、水晶体と屈折された光線は3番目の屈折レンズである硝子体に屈折された後
網膜に達して像を映しだすということになります。


このように眼には光を屈折させ、網膜に像を映し出すというしくみがありますが、
それはあくまで光による刺激でしかなく、「見る」「見える」という感覚であると
いうわけではありません。

我々が感じる「見る」「見える」という感覚は、眼球の後方にある視神経から、大脳の
後頭葉にある視覚中枢、そして記憶中枢へと網膜に映し出されている像の情報が送られ、
過去の記憶と比較・検討されてその像が何であるか認識されてはじめて起こるものです。


これがつまり「眼で見ているのではなく、脳で見ている」といわれる理由です。


子供や老人が不慮の事故に巻き込まれやすいといわれるのはこの網膜に像が写ってから
それを認識するまでに時間がかかってしまうことが原因のひとつであるといわれます。


車の運転をされる方ならよくわかると思いますが、夜道や雨のときなど視界が悪く、
暗い時は当然見極めにかかる時間は長くかかります。これはつまり、眼からはいる
情報が不十分になってしますからです。


■ 涙の働き

最近は涙の分泌量が減少してしまう「ドライアイ」がかなり問題になっています。

ドライアイが増えている原因として、パソコン作業の増加があげられます。

パソコンの画面を眺めるなど、一点を集中して見ることが長時間続くことは眼にとって
非常に緊張が強いられることであり、近視を促進することはもちろんですが、呼吸が浅く
なり、まばたきの回数が少なくなるので涙の蒸発が増えてしまうという結果を招きます。

涙にはリソチームという殺菌作用がある酵素が含まれていているので埃やチリなどの
ゴミや菌類の進入を防いでいると同時に角膜や結膜に酸素や栄養素を送っています。


眼にとって非常に重要な役割を果たす涙ですのでドライアイの問題はかなり深刻なもの
になります。ドライアイに伴いよくみかける光景として目の乾きを感じたら、目薬を
何滴も差す人がいますが、これは逆効果で目を守る涙を流してしまいます。

疲れ眼に刺激を求めて大量に目薬を差している人はかなりの注意が必要です。

 
同様に洗眼液で目を洗うことも、テレビCMの影響でよくあるようですが、目を洗った
カップに浮いている油っぽいものは水分の乾燥を防ぐ涙の油分で、ゴミではありません。


また目薬と同様に涙を流してしまううえ、洗眼によって、まつげやまぶたに着いている
汚れや花粉を目の中に入れてしまい、逆にドライアイや感染症を生む原因となります。

強度近視 関連エントリー

 | 眼の構造について | 
 | 眼のしくみと働き | 
 | 近視とはなにか | 
 | 遠視とはなにか | 
 | 乱視とはなにか |